都会と田舎の二地域暮らしのバランス ~ Dual Life Balance ~ ~ 田舎の治癒力を都会のビジネスパーソンへ ~

成瀬 訓久(なりせ くにひさ) 平日は「東京で都会暮らし」、週末は「千葉の内房(鋸南町)で田舎暮らし」の週末田舎暮らし(二地域居住)をして15年。 田舎には「都会の人を癒す治癒力がある」と思います。 「都会での経済・効率優先の生活」と「田舎での原始・人間的な生活」のバランス(Dual Life Balance)を模索・追究しています。 私の試行錯誤な実践知見情報が、週末田舎暮らし(二地域居住)を検討する"忙しいビジネスパーソン"にとって役立つなら幸いです。

週末田舎暮らしで「季節の移ろい」を感じる(夏⇒秋)

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。。。

平日の忙しい都会生活では、季節の移ろいを感じる機会はあまりありませんが、「朝夕の風の涼しさ」や「雲の高さや形」等で、季節の移り変わりを感じます。

週末に田舎で生活していると、9月に「季節の移ろい」を感じる機会が、多面的に多々あります。

千葉の内房鋸南町)での、私の実例を共有します。

「週末田舎暮らし」に興味を抱き、将来的な実現を想う人にとっては、”リアル”な季節変化をイメージして頂き、今後の具現化の参考になれば幸いです。

 

1.浜辺に人が居なくなる

夏休みが終わり、海の家が閉店すると、浜辺から人が居なくなります。

夏の間の賑わいが無くなり、少し寂しい気持ちになりますが、地元民にとっては「いつもの静かな浜辺が帰ってきた」と感じます。

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2.稲刈りが始まる

9月に入っても、昼間は夏と同様に暑いですが、早速、稲刈りが始まります。

千葉の房総半島の中間部は、低い山が連なり、里山が点在します。高低差のある棚田では、手による稲刈りが続いており、日本の「秋の原風景」を感じることができます。

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3.セミが減り、赤トンボが増える

田舎の家は、周囲を木に覆われているので、夏の間は、大音量のセミの合唱が続きます。夜が明け始めると、セミが鳴き始めるので、強制的に早起きになります。平日都会仕事の影響で寝不足の時は、かなり辛いです。。。

ところが、9月に入ると、セミの声は、急に収束します。変わりに登場するのが、「赤トンボ」の大群です。こちらは騒音が無いので、朝の遅い時間まで寝坊出来るようになります。

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4.青魚が美味しくなる

秋は青魚(サバ、アジ、イワシetc)が旬を迎えます。「脂のり」が良く美味しくなります。漁港近くの魚料理店では「朝獲れ地魚刺身定食」を頼みます。内房南房総エリアの魚食堂を新規開拓中ですが、家に近い「漁師料理かなや」には通っています。

また、防波堤では、簡単なサビキ(疑似餌)で、小さなアジ・サバ・イワシを釣る事が出来ます。刺身・ショウガ醤油煮・フライなどで食します。

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5.秋の青果(野菜・果物)が直売所に並ぶ。果物狩りも

都会のスーパーの青果売り場では、一年中、あらゆる青果が並んでおり、季節の移ろいを感じる事は少ないですが、田舎の直売所では、朝採れの野菜や果物など季節の旬しか見かけません。私は、ほぼ毎週末、内房南房総エリアの直売所で買い物するので、青果から季節の移ろいを感じます。

また、果物狩りからも季節の移ろいを感じます。私は、イチジクが好きなので、館山のパイオニアファームで、様々な種類のイチジクを頂きます。

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6.秋祭りが開催される

田舎では、9月になると、町をあげての収穫祭が開催されます。作物の無事を祝う為に、農村で収穫時期に行われる秋の行事です。飾り付けされた山車(だし)が町中を練り歩きます。

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7.草刈り(野良仕事)の頻度が減り、ゆっくり出来る

5月のGW頃から、ほぼ毎週末、家の周辺(庭・近隣の農道・隣接する耕作放棄地etc)を大汗をかいて草刈り(野良仕事)してきましたが、9月に入ると、草の伸びる勢いは一気に鈍化します。これからの季節は、あまり草刈りをせずに、ゆっくりした時間を過ごせます。こんな処からも季節を移ろいを感じることができます。

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以上、9月に感じる「季節の移り変わり(夏⇒秋)」、私の実例でした。。。