週末田舎暮らし用の「家づくり」。新築 or 中古リノベ ?
週末田舎暮らしを充実させる為、家を「リノベーション(リノベ)」工事する事、決めました。
今後、リノベ工事の進行に合わせて、週末田舎暮らし用の「家づくり」に関する「私の試行錯誤や選択」を共有させて頂きます。
今日は、第1弾の「新築 or 中古リノベ ?の選択」です。
第2弾以降は、「建築業者選び(ハウスメーカー? or 工務店? or 設計事務所?)」、「着工前にすべき事」、「設計デザイン」、「コスト」、「施工」、「アフターサービス」等について、実体験を共有できればと思います。。。
先々、週末田舎暮らしや移住生活を検討する方にとっての、お役立ち情報になれば幸いです。
【ウッドデッキからの借景】
1.対象物件
・立地 : 海を見下ろす高台。家の裏は山斜面。
・敷地坪数 : 222坪
・建物坪数(現在) : 母屋 32坪+離れ 9坪=計41坪(※リノベ工事時に減築予定)
・建物 : 木造平屋
・築年数 : 45年
・リフォーム歴 : 15年前の築30年時に、水回り(トイレ・キッチン・風呂)、サッシ、床、屋根の半分、外壁などを、安価でリフォーム済。
【海を見下ろす高台の立地】
【家の裏は山斜面】
2.新築建替えか? or リノベ工事か? の選択。私の場合
リノベ工事を選択検討する過程において、多々、頭によぎる思いがありました。それは「この機に、思い切って、小さな家を新築してしまおうか!」との考えです。
リノベ工事も、そこそこ費用がかかる。ならば、いっその事、将来の完全移住も見据え、この機に、小さな家を新築してしまおうか? 土台から全て新しくなるし、部材や住宅設備も全て最新!
かなり心が揺れる。。。
でも、、、葛藤と検討の結果、最終的には、「リノベ工事」を選択することになりました。
理由は下記3点です。
・理由1 : 目指す処が無くなる不安
新築の家が建てば、さぞかし「機能的・手間のかからない・快適な」週末田舎暮らしが出来る事でしょう。家の修繕等を気にする必要も無くなります。
となると、、、この先の人生、この新築の家で、週末田舎暮らしや完全移住生活が完結する可能性が大です。
と考えたら、急に不安になりました。。。目指す処が無くなるのではないか? 都会での仕事生活もモチベーションダウンするのでは無いか? と。。。
田舎生活での不完全が残るから、それを改善しようと、都会での仕事生活の「モチベーションエンジン」になっているのでは? と。。。
そこで、自由設計の新築の「週末田舎暮らしの家づくり」については、先々の「将来のお楽しみ&目標」として残す事にしました。なぜなら、先の楽しみ&目標が残れば、この先も、都会での仕事生活も頑張れそうな気がするからです。
最終的に、「機能や合理」では無く「感情的な」選択となりました。
・理由2 : 使えるものを壊し、捨てる罪悪感
週末田舎暮らし歴15年。今の家で困る事無く普通に生活出来ています。なのに、この家を全て解体し、捨ててしまっていいのだろうか? 罪悪感や寂しさが出てきました。
45年前の新築建設時は、家に繋がる道も無く、25m低い国道から500mもの長さの吊るしケーブルで、建設資材を1つずつ運搬して建築した難工事の家とも聞いています。
確かに、耐震性など現在の基準を満たしません。更に、東日本大震災以降に制定されたガケ条例の制約ある高台の土地です。
未来永劫、このまま維持出来ないまでも、この先10~15年間の快適に過ごせる施しをして、家の歴史を引き継いだ方が良いのでは無いかとの判断に至りました。
新しモノ好きの私としては、古いモノ(レガシー)を優先した珍しい選択となりました。
・理由3:新築に比べると、リノベ工事の方が費用を抑えられる
新築住宅は、低価格から高価格まで、様々な建築業者があります。「坪〇〇円ポッキリ」みたいな明朗会計で安価業者もあり、私も心が惹かれ、見積りを取りました。しかしながら、話しが具体化していくと、費用が高額化していきました。それは、私の立地が、細い農道を上った高台にあるからです。さらに、家へは農道から階段で登り歩きです。工事車両や建設機械を家の敷地内に入れられず、解体・建築が手作業になってしまうのです。となると「坪〇〇円ポッキリ」の話しなど、どこへやら。費用は、うなぎ登りで、当初の設定予算(※金額算出はこちら)の2倍以上へ。
結果的に、予算の現実面からも、「リノベ工事」の選択に、落ち着きました。
ちなみに、、、
現時点の進捗は、(私が作成した)リノベ工事の平面図(概案)を、建築業者へ渡した段階です。建築業者が今月下旬に、現地の詳細調査をする予定です。今後、少しずつ具体化していくと思いますので、随時、私の試行錯誤や実体験を共有させて頂きます。
以上、週末田舎暮らし用の「家づくり」。新築 or 中古リノベ? 私の実例でした。