都会と田舎の二地域暮らしのバランス ~ Dual Life Balance ~ ~ 田舎の治癒力を都会のビジネスパーソンへ ~

成瀬 訓久(なりせ くにひさ) 平日は「東京で都会暮らし」、週末は「千葉の内房(鋸南町)で田舎暮らし」の週末田舎暮らし(二地域居住)をして15年。 田舎には「都会の人を癒す治癒力がある」と思います。 「都会での経済・効率優先の生活」と「田舎での原始・人間的な生活」のバランス(Dual Life Balance)を模索・追究しています。 私の試行錯誤な実践知見情報が、週末田舎暮らし(二地域居住)を検討する"忙しいビジネスパーソン"にとって役立つなら幸いです。

週末田舎暮らしで「季節の移ろい」を感じる(秋 ⇒ 晩秋)

今年の秋は気温が高めでしたが、10月の終わりから、急に冷え込んできました。

忙しい平日の都会暮らしでは、「寒くなってきたな」「陽が短くなってきたな」「暖かいものを食べたくなるな」的な感じで、季節の変化に気付く事が多いと思いますが、ゆったりとした週末の田舎暮らしでは、自然にまつわる様々な季節変化を体感出来ます。

千葉の内房鋸南町)での私の実例として、下記6つを共有します。

「週末田舎暮らし」や「移住」を検討する人にとっての参考情報になれば幸いです。

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週末田舎暮らし用の「家づくり」。新築 or 中古リノベ ?

週末田舎暮らしを充実させる為、家を「リノベーション(リノベ)」工事する事、決めました。

今後、リノベ工事の進行に合わせて、週末田舎暮らし用の「家づくり」に関する「私の試行錯誤や選択」を共有させて頂きます。

今日は、第1弾の「新築 or 中古リノベ ?の選択」です。

第2弾以降は、「建築業者選び(ハウスメーカー? or 工務店? or 設計事務所?)」、「着工前にすべき事」、「設計デザイン」、「コスト」、「施工」、「アフターサービス」等について、実体験を共有できればと思います。。。

先々、週末田舎暮らしや移住生活を検討する方にとっての、お役立ち情報になれば幸いです。

【ウッドデッキからの借景】

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週末田舎暮らしが「空き家問題」を軽減する!?

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週末の拠点がある千葉の内房南房総エリア。散歩やドライブしていると、空き家・空き別荘を見かけます。その数は年々増え続けており、建物の傷みが進んでいます。

 

最近、新聞やニュースで見かける「空き家」問題。その現実は着実に進行しているようです。統計数字(2013年)を見ると、空き家数:820万戸(空き家率:13.5%)で、確実に増加しています。更に、将来予測を見ると、その増加ペースは上昇し、2018年には、空き家数:1,076万戸(空き家率は16.9%)、2033年には2,147万戸(空き家率は30.2%)になるとのこと。

 

私の週末田舎暮らしの拠点は、築45年の木造平屋の家で、空き家を改修したものです。15年前(築30年の時点)に水回り(トイレ・風呂・キッチン)をリフォームしたので、不便無く、機能的な普通の生活が出来ています。

 

私の実体験から、空き家は、週末田舎暮らしの家に転用する事で、有効活用出来ると考えます。但し、使用者1名(1家族)のみで、空き家の改修投資を負担し、少稼働日数を専用するのは、金銭負担が大きいと思います。そこで、空き家を複数人で共用できる安価な「シェア型セカンドハウス」にするのです。こうした取組みが拡がれば、下記の3者善(空き家オーナー・都会使用者・地域)をもたらすと、私は仮説します。

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週末田舎暮らしが「高齢化社会問題を軽減」する!?

少子高齢化の進展に伴い、「労働力不足」や「社会保障財政の悪化」が見込まれ、人々が将来に不安を抱いています。その解決策の1つとして俎上に上がっているのが、高齢者の雇用促進です。政府の「一億層活躍プラン」では、女性と並び高齢者の就業が促進され、その効果が期待されています。

 

マクロ的な問題解決は政府に任せますが、ミクロ的な問題軽減に「週末田舎暮らし」が一助になるのではと考えます。

今日は、「高齢化社会の進展に伴い予見される問題」と「週末田舎暮らしが解決になりえる私の仮説」をまとめてみました。

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週末田舎暮らしで「季節の移ろい」を感じる(夏⇒秋)

9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いています。。。

平日の忙しい都会生活では、季節の移ろいを感じる機会はあまりありませんが、「朝夕の風の涼しさ」や「雲の高さや形」等で、季節の移り変わりを感じます。

週末に田舎で生活していると、9月に「季節の移ろい」を感じる機会が、多面的に多々あります。

千葉の内房鋸南町)での、私の実例を共有します。

「週末田舎暮らし」に興味を抱き、将来的な実現を想う人にとっては、”リアル”な季節変化をイメージして頂き、今後の具現化の参考になれば幸いです。

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盆休み時の週末田舎暮らし

盆休みも、とうとう終わり。。。

今年は6日間を「週末田舎暮らし」の家(千葉_内房鋸南町)で過ごしました。

 

月に3回程、週末を田舎で過ごしていますが、大型連休時には、普段の土日では出来ない事に取り組みます。特に、盆休み時には地域の夏イベントがあるので、極力参加します。

 

私の今夏の実例を共有します。

「週末田舎暮らし」に興味を持ち、将来的な実現を想う人にとっては、”リアル”な具体イメージを感じて頂き、今後の具現化の参考情報となれば幸いです。

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週末田舎暮らしと「体調」について考える

今年前半の「週末田舎暮らし」を振り返ると、田舎の家にて、非活動的に「ゴロゴロ」と寝ている時間が多くありました。無為な時間を過ごしてしまったと後悔しています。。。

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土曜日の昼に東京を出発した後、13:30頃から千葉の内房鋸南町)の家に滞在しているのですが、気付くと、日曜の夕方まで「ダラダラ」と何ら活動的な行動はせずに時が過ぎ、夕暮れ時に大急ぎで「草刈り」や「海辺の散歩」をし、やっと体調にエンジンがかかってきた頃には夜になり、東京へ戻ってくる事が多々ありました。

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週末田舎暮らしの「効用」を考える

「週末田舎暮らし」を実践する前の「完全都会暮らし」の時期の自分を振り返ると、心が”イライラ”、行動が”セカセカ”していたと反省します。

平日は深夜まで仕事に追われ、土曜日は休日出勤、日曜日は翌週の仕事準備(読書・セミナー通学)みたいな生活を送っていました。その上、平日夜は、仕事上の飲み会や、相談(仕事・キャリア・人間関係etcに関する)を受けての食事会。これら仕事の他、プライベート生活(買い物・食事・遊びetc)もある訳で、日々、時間を切り刻みながら生活しつつ、「何で毎日こんなに忙しいんだ」と人生に嫌気を指す時期がありました。

現在の自分ならば、過去の自分に対し「自分の人生なんだから、他人主体では無く、自分主体で”優先すべき事を大胆に取捨選択し、選択と集中で傾斜時間配分すれば良いじゃん。。。」と助言できるのですが、当時は、「完全都会暮らし」を唯一の世界と思い込み、自らを置かれた環境に縛り、自分の時間や行動を主体選択的に意思決定出来ていなかったようです。。。

こうした完全都会生活を、抜本的に変えるキッカケとなったのが、千葉南房総エリア鋸南町での「週末田舎暮らし」でした。当初は、都会からの「一時的な現実逃避」として始めた「週末田舎暮らし」でしたが、長年継続する中で、その効用として感じるのが下記5点です。

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週末田舎暮らしと「住まい」について考える

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週末田舎暮らし(二地域居住)に興味を持つビジネスパーソンからの質問で多い内容は、「①時間、②金、③住まい」です。前々回は「①時間」について、前回は「②金」について記しました。

 

今回は「③住まい」について、私の取組みを共有したいと思います。

大きく下記3つに分けて述べます。

1.平日都会暮らしと週末田舎暮らしの定義を設定

2.平日都会暮らしの住まいを考える

3.週末田舎暮らしの住まいを考える

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週末田舎暮らしと「お金」について考える

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週末田舎暮らし(二地域居住)に興味を持つ”ビジネスパーソン”からの質問で多い内容は、「①時間、②金、③住まい」等であり、前回は「①時間」について記しました。

今日は、「②お金」について、私の取組みを共有したいと思います。

週末田舎暮らしを1つの「Project」と仮定し、お金の「支出(費用)」と「調達(源資)」の2つの側面から考えます。

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